八幡平(個人)山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

八幡平 茶臼山(1578m)、源太森(1595m)八幡平 (1613.3m)

10月1日(日)曇・霧のち強雨                  

 八幡平に関しては 過去に山岳写真家の西田省三氏のドローン映像を見て以来 錦秋の八幡平を訪れてみたいと思っていた。今回リーダーの素早い企画により実現することになり感謝いたします。

 八幡平は岩手と秋田の県境に十和田八幡平国立公園の指定を受けた貴重な自然が手厚く保護された山岳地帯。まずは八幡平登山口に向かうが濃霧のため 少しガスの薄い黒谷地登山口に移動して茶臼岳を目指す。

①茶臼岳(1578m)        

9;00黒谷地登山口-9;25黒谷地湿原展望デッキ-10;10茶臼山荘-10;20茶臼岳-11;30登山口下山
歩行時間:2時間17分  歩行距離:4.9㎞ 累積登高:157m          

  八幡平は岩手と秋田の県境に十和田八幡平国立公園の指定を受けた貴重な自然が手厚く保護された山岳地帯。まずは八幡平登山口に向かうが濃霧のため 少しガスの薄い黒谷地登山口に移動して茶臼岳を目指す。

 路傍の駐車場に車を止め、身支度する。雨が強まることを覚悟し、しっかりと身支度する。


 道路向かいの黒谷地登山口から、黒谷地湿原展望デッキに向かう。デッキからの湿原風景は見どころがある。辺りも紅葉しまずは撮影に入る。草紅葉のかなたの空には青空が少し見える。青い空が顔を出したのはここまでだった。

 
黒谷地湿原展望デッキから 

 石がゴロゴロした歩きにくい道を進む。緩やかな道で助かった。道端にはエゾオヤマエンドウ、ウメバチソウが見られる。道の両脇は紅葉が楽しめる。直線的な歩きで、最後にやや急になった道を登り切れば茶臼岳山荘に出る。綺麗に整備された小屋で小休止する。ここからは一息で山頂に着く。

 茶臼岳山頂は八幡平三大展望地で岩手山などの眺望が素晴らしい様だが 濃霧のため視界なし。大きな岩に前で記念撮影だけをしてもと来た道を引き返す。

 
茶臼岳山頂 



 黒谷地湿原展望デッキにもう一度立ち寄り、草紅葉を撮影する。駐車場に戻り、八幡平登山口無料駐車場を目指す。

 行程MAP

 

②源太森(1595m)、八幡平(1613m

1207八幡平登山口無料駐車場-1220八幡平登山口-1233見返峠-12:56源太森への分岐-1310源太森(1595m)13:16元の分岐-1325陵雲荘-13:3513:41八幡平山頂-1350めがね沼・13:52鏡沼-1400八幡平登山口-1405駐車場着~岩手山焼走り溶岩流見学~1700八幡平マウンテンホテル嫡

歩行時間:1時間53分 歩行距離:5.5㎞ 累積登高:172m          

  八幡平登山口には岩手と秋田の県境標識がある。反時計回りに八幡平を周回する。途中の見返峠から岩手山を望むことが出来るようだがガスがかかり全く視界なし。草紅葉の中を源太森に向かう。ウメバチソウ、シラタマノキの花が少し見える。

   
 ウメバチソウ   シラタマノキ 

 源太森は八幡平全体の展望が広がるようだが 濃霧のため視界は無し。ここからもと来た道を戻る。このコースの唯一の同じ道になった。分岐に戻り、八幡平に向かって、八幡沼のほとりを歩く。この頃から雨足が強くなる。濡れた草紅葉が美しい。

   

足下のチングルマの紅葉が美しい。

チングルマの紅葉 


 陵雲荘を経て八幡平山頂に着く。展望台の下で雨を避け、タイミングを見て山頂写真をかわるがわる撮る。

   
八幡平山頂展望台    八幡平山頂 

 ほかのグループと同様、撮影が済み次第帰りを急ぐ。急な道はなく、急ぎ足でも大丈夫だ。めがね沼、鏡沼を横目に八幡平登山口に戻った。

  感想:今回の茶臼岳・八幡平は天候に恵まれず足下に広がる広大な草紅葉は素晴らしかった。機会があれば 5月下旬から6月上旬に出現する鏡池の自然現象「八幡平ドラゴンアイ」や初夏の花々が咲く頃に再訪してみたい。             

 下山後 下界の雨が収まっていたので 岩手山焼走り溶岩流に行く(国指定特別天然記念物)。1732年に噴火した時のもので長さ4km、幅1.5kmの大規模な溶岩流に観察路が設けられている。岩手山の北東斜面から流れ出た安山岩の黒い岩石帯が壮大に広がるパノラマ景観の中を歩くことが出来た。                (担当:梅川)

行程MAP

 

参加者 5名 会員(植木、梅川、白柳、塚本、南井)


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