八幡平(個人)山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

八幡平(はちまんたい 1613.3m)

10月3日(火) 曇り時々晴れ

 今年の夏から続く酷暑に辟易として、ひと足早い山の紅葉をと、裏岩手山の三ツ石山に出かけることとした。 初日は、時間もないので、近くて手軽るな山へと八幡平周辺を歩くこととした。


 八幡平は3度目になる。

 花巻空港で車を借りて八幡平に着いたのは12時30分。途中八甲田スカイラインの上部になって、少し紅葉も混じった茶臼岳の山肌がi美しく、登高心を誘った。

 八幡平の中心、レストハウスを過ぎて、秋田側の後生掛温泉まで足を伸ばしてみる。時間さえあれば、そこから火山活動が見られる焼山まで往復したかつたが、時間もないので、八幡平の小ハイキングにしたのだった。噴気が立ち上る賽の河原の側に旅館が立っていた。

 
後生掛温泉 

 レストハウスに戻り、早速源太森と八幡平山頂へ出かける。路は玉石をコンクリートに埋め込んだ舗装だ。八幡沼を見下ろす展望台からは陵雲荘、湿原、そして源太森を見通せる。八幡平の写真と言えば必ず眼にする代表的な構図となる。青空を映して沼の濃い青が美しい。側の分岐点で陵雲荘や源太森方面に向かう。

 陵雲荘はしっかりしたログハウスでで、いつか使ってみたいが、混み具合はどうだろうか。

 ここからは湿原と木道が続く。昨秋行った尾瀬のアヤメ平によく似た景色が展開する。空には白い雲が、西から東へ速く動いている。時折風で草原が波立つ。雲のあいだから陽が射すと黄土色の湿原は明るい黄金色に輝く。カメラのシャッターを何度も切る。

     
展望台から見た八幡沼、陵雲荘避難小屋、そして源太森   陵雲荘避難小屋
 
源太森へのルートにある湿原   湿原と木道 
     
湿原の池塘群    チングルマの紅葉

 八幡沼の北東端で沼の南へ回り込む路を右に分けて、源太森への浅い谷中を行く。足元にはノアザミ、オヤマノリンドウ、ミツガシワなどの夏の花の名残りとチングルマの紅葉が見られる。シラタマノキの実も大きく実っている。

 次いで路は分かれて、左手の登り路を行く。真っ直ぐ行く路は黑谷池湿原へ続いている。登り始めて10分ほどで源太森(1595m)山頂に着く。太い円柱の台に金属製の眺望図がはめ込まれていた。東の八幡平山頂方面の展望だけは開けていて、青黒い針葉樹林が横一線に広がっている。あまりに水平でどこに山頂があるのか、分かりにくい。

 路はさらに黑谷池湿原へと伸びているが、今回はここで引き返す。

 帰路、陵雲荘と展望台の中間で、八幡沼と岩手山がうまく収まっている景色がよかったので雲や光の具合を待ちながら写真を撮った。

 次いで八幡平(1613.3m)山頂に行く。ここには高い展望台があり、樹木に邪魔されずに展望を楽しめる。中国の学生達だろうか、7、8名がいい景色を眼にしてテンションを上げていた。

     
源太森(1535m)の山頂    源太森山頂から北の八幡平を望む 八幡平頂上は真ん中やや右 
     
八幡沼と岩手山     

 レストハウスに戻り、車で黑谷池湿原を確認しに往復した。湿原の半分ほど歩いても笹原ばかりだった。もっと奥にいいところがあるかどうかは・・・。その後は主稜線を西に畚岳(もっこ岳)(1577m)方面に進んで、東七温泉経由松川温泉へ急いだ。畚岳(もっこ岳)も少し紅葉していた。意外と近く車道から20分程度で登れるので観光ついでにも登れる山だ。 (文 清水)

八幡平山行コータイム

花巻空港 8:30/9:20 出発~帰着までの時間 2:35
花巻IC 歩行時間 2:20
松尾八幡平IC 休憩時間 0:15
八幡平レストハウス駐車場 12:30 歩行距離 5.47km
後生掛温泉 11:25/11:35 累積登高、下降 206m
八幡平レストハウス駐車場 12:10/12:30 測定点数 152
分岐 測定計器 スマホ
陵雲荘避難小屋 ソフト ジオグラフィカ
源太森 13:30/13:40
陵雲荘避難小屋
分岐 14:15
八幡平頂上 14:20/14:25
分岐
八幡平レストハウス駐車場 15:05/15:25
黒谷池湿原 15:30/15:45
八幡平レストハウス駐車場 15:55
東七温泉
松川温泉松川荘 16:20

八幡平トラック地図


参加者    会員1名(清水)

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