近若国境駒ヶ岳の山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・U」登山クラブ

山行記録

近若国境駒ヶ岳

2011年11月17日(木) 晴れ

 例会予定日の20日(日)の当地の天気が悪いということで17日(木)に予定を切り替えました。ただ予定者が都合がつかなかったり、体調不良ということで、今回は個人山行にいたしました。終日晴れ空が広がり、ブナ林の山稜を楽しめました。
 日も短くなっているということで、麻生集落(約300)から与助谷山(752)へ稜線を直登し、駒ケ岳(780)、南稜そして南稜の西の谷を下り、麻生集落へ戻る9.2kmの小回りルートです。

 与助谷山へのルートは藪こぎもありかと思っていましたが、その予想とは異なり尾根の巾も広く、下生えもないブナ林の中の気持ちいいルートでした。集落から1:20で与助谷山に着きました。頂上はブナ林の広場になっています。南西に百里ヶ岳(931)のきれいな三角錐を見せていました。
 ここからは東へ国境稜線を行きます。ずっと青い日本海、小浜湾、久須夜ヶ岳が見えていました。青い実を沢山つけたサワフタギ(ハイノキ科)の群落が与助谷山から700mほど東の696mピーク手前の凹みにありました。
 約1時間で駒ヶ岳山頂に着きます。ここからは東の展望が広がり琵琶湖、伊吹山、霊仙山、御池岳が見えました。この駒ヶ岳山頂でエノキタケを4,5L、他にクリタケを持った人に会いました。木に生えるキノコでは、ツキヨタケ、オオワライダケ、ニガクリタケの3種以外は食べられるという話を教えてもらいました。たしかにこの周辺ではそういうことかと思います。
 昼食の後南稜のピークをいくつか越えると「ろくろ橋へ」の標識がある690mのゆるいピークに着きます。ここから右の側稜を下り、途中さらに右に方向を変えて沢に下ります。ここでは少し側稜をそのまま下ってしまい路がないことに気づき引き返しました。そのあたりは路を注意深く見ないといけません。今回も沢に下れば悪いがら路があるので何回か流れを石伝いに越えることはあっても問題はありません。途中地図の418mポイント付近でミズナラらしい巨木に会いました。直径は1.6mはあるものですが、どうも元は2本のものが一本になったようです。
 
 帰りは朽木の興聖寺に寄り、国指定名勝、室町時代の庭園遺蹟、旧秀隣寺庭園(別名足利庭園)と重文、釈迦如来坐像(平安中期)を拝観しました。室町期12代将軍足利義晴が3年間避難していたところでもあります。 (清水)


   
    与助谷山山頂 ブナ林の向こうに百里ヶ岳が見える                 サワフタギの実 樹高は3mほどの潅木



           ミズナラ?の巨木(直径1.6m)

コースタイム

朽木麻生  08:50/09:00 
与助谷山  10:30/10:35 
駒ヶ岳  11:35/12:25 
690mピーク 沢道分岐  12:53 
朽木麻生  14:00/14:10 




参加者 清水、村上 2名

              駒ヶ岳登山トラック地図
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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