比良山 白滝山山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

比良山 白滝山                                                                                 

2019年11月9日(土) 天気 晴れ
  2016年の同じ時期にキノコを期待して歩いたコースをトレースした。ゴンドラ利用に出発で、汁谷から関電の巡視路を歩き、4つの池(オトワ池、スギヤ池、カシラコ池、長池)を経由して白滝山に達した。谷筋を夫婦滝の分岐に下った後、白滝谷を打見山に戻った。天気は快晴、比較的暖かい中の歩きであったが、期待のナメコは期待ほどには取れなかった。しかし、予定していた8人の鍋には十分な量を確保できた。山頂駅ではたくさんの行楽客で溢れかえり、ピストン輸送のゴンドラを何台か待たなければならなかった。

   自宅(7:50)-F氏ピックアップ-琵琶湖バレイ(9:00)-琵琶湖バレイゴンドラ(9:45発 )-山上駅(9:5010:00出発)-汁谷(10:10)-白滝谷登山口(10:15)-最初の高圧線鉄塔(10:3010:35)-渡渉・シャガ谷(10:45)-鉄塔(11:5011:00)-オオカメ谷(11:17)-高圧線鉄塔1111:3011:45)-ケアキ谷(12:04)-鉄塔(12:11)-長池(12:35)~スギヤ池~カシラコ池-音羽池(分岐)(12:50)-白滝山山頂(13:0514:15、鍋昼食)-ニシヤ谷分岐(14:25)~ニシヤ谷-白滝谷分岐(14:40)-渡渉点(15:05)~白滝谷を遡上-夫婦ヶ淵(14:39)-白滝淵-白滝谷登山口(15:20)-汁谷(15:25)-フォレストゲレンデを登る-打見ゴンドラ山上駅(15:4516:16ゴンドラ)-琵琶湖バレイゴンドラ駅(16:2016:30車出発)-蓬莱駅(16:25)-自宅(17:00

所要時間:5時間45分 (歩行時間3時間50分、休憩時間:1時間55分)、歩行距離:7.2㎞ 、累積登高:616m

   私とFさんは車利用のため一足先に琵琶湖バレイに到着し、志賀駅からバスで来る6人を待った。ゴンドラは土曜日とあって登山する人、紅葉を楽しむ人で賑っていた。

 ジャイアントゲレンデを下り、汁谷まで下る。途中、ナメコがないか注意深く探すが全く見ることができない。汁谷に向かう。登山口は前回苦労したため、すぐに分かったが、こちらの沢側は、石が積まれていて整備されていた。沢の向こうはテープが張られ、踏み跡はしっかりとしている。関電の巡視路の始まりである。結構な急坂が続く。

   
ロープウェー山頂駅付近からの金糞岳(左奥1317m)や
ブンゲン(1259.7m) 
  ロープウェー山頂駅付近からの武奈ヶ岳(1214m) 
   
汁(シル)谷の峰カエデの紅葉    白滝山コース入口の渡渉 

 一旦上まで登り、最初の鉄塔に着く。さらに直進する格好でテープを確認しながら、ジャガ谷に向かい急坂を下る。前回に結構な量のナメコを収穫したが、キノコを見つけられなかった。登り返したところで乾燥しかけたナメコが少し取れる。すぐに鉄塔が現れる。ここで小休止を取る。
 紅葉が美しい広葉樹林の中を歩く。頭上の送電線と送電鉄塔を頼りに送電線に沿って北西に進む。下った谷は、オオカメ谷である。ここから先、やや分かりにくい道になるが少し山腹を登ると道はしっかりし、
15分ほどでNo11の鉄塔に出る。鉄塔の下にはイワカガミが結構見られる。15分の休憩で、おやつを口にする。ケヤキ谷へ下り、登り返すと見晴らしの良い鉄塔の下に出る。京都北山の山並みが谷向こうに眺望できる。

  この前後にほとんど見られなかったナメコが確認され、準備したヘラを枝に巻きつけ高いにあるナメコを注意深く落とす。下では傘が待っている。一応、鍋用には十分確保し、いよいよ池巡りが始まる。途中、派生した踏み跡が出てくるが、テープを確認し、送電線を確認しながら進む。道中は、ミズナラとブナが混じった広葉樹林である。 長池の前に小さな池が出てくる。苔むした、落ち葉が一面に敷かれた雰囲気の良いところを進み、シダが生い茂り、下った先に長池が出てくる。手前は湿地風、奥には水面が見える。周回できるそうだが、池を右手に北方向を維持したまま坂を登る。登り切ったところが最後の高圧線鉄塔の最後で、テープに従い、右方向に下っていく。

     
 紅葉   カエデの紅葉 
   
カエデの紅葉     ミズナラの枯木に着いたナメコ 
     
イワカガミ(イワウメ科)の群生   ミズナラの枯木に着いたナメコ 
 
長池手前の窪地の小池    長池 ほとんどスゲ等に覆われている 

 テープは多く、方向を誘導している。次に左手に池を(ちいさな水たまりのような池と比較的大きな池を過ぎ、最後に大きなオトワ池の右手を通る格好になる。長池からオトワ池はあまり踏み跡は明瞭ではなく、どこでも歩ける。平たいところに南東に分岐したテープ跡があり、ニシヤ谷の道である。

 そのまま進み、シダの斜面を進むと白滝山の踏み跡が現れる。足元は、一面の落ち葉であり、広葉樹林以外に低木もなく、どこでも歩ける格好だ。

   最後にやや急な坂を登りきると山頂に着く。眺望はないが、比較的広い場所になっている。樹林帯のなだらかな場所で、山頂の雰囲気には程遠い。早々にキノコ鍋の準備にかかる。2個の鍋を使い、道中で採ったナメコと、各自持参の食材で鍋を一杯にし、炊きこんだ。ワインや日本酒も出て、一気に盛り上がった。1時を過ぎての遅い昼食ではあったが、お腹満喫の楽しいし70分だった。

     
   
ブナの紅葉   紅葉たけなわ 
   
苔と小さな池が見られる窪地    白滝山山頂 武奈ヶ岳方面がわずかに見えるだけ 
   
ナメコ、芋、白菜そして肉を味噌味で炊く    ナメコがおいしそう 
     
山頂で記念写真   山頂直下の林の紅葉 

 十分にお腹を満たし、記念撮影の後、元来た道を引き返す。下った先から登り返し、下った先がニシヤ谷である。沢沿いを注意深く下り、時々沢を交差する。滑りやすい岩に木を付けながら杉林を下る。15分程度で休憩所のある白滝谷分岐に出る。

 しばらくすると白滝谷を渡渉するが、水量は多く、飛び石は滑りやすく気が抜けなかった。その後も注意する渡渉が出てきた。沢に沿って、時には滑りやすい岩に注意しながらの谷を登った。

 次々出てくる小さな滝も結構見ごたえがあった。夫婦淵などの石柱を確認しながら分岐から50分かって、登り始めの巡視路登山口、さらに汁谷に戻った。帰りは下ってきた右手のフォレストゲレンデを歩き、打見ゴンドラ山上駅に戻った。山上駅はゴンドラ待ちの長い列ができ、やっとのことでゴンドラに乗り込んだ。ゴンドラを降りた後は、残りの6人に別れを告げ、2人で守山に戻った。

     
白滝谷のきれいな滝    白滝谷を何度か渡渉しながら遡る 

 好天気に加え、おいしい鍋を味わった楽しい山行になった。 (文 南井)

 

 
比良山 白滝山のトラックマップ 


参加者: 会員8名 梅川、清水、白柳、橋本、深尾、南井、村上、山岡 


コースタイム

JR大阪駅 7:45 行動時間 5:45
JR京都駅 8:14/8:18 歩行時間 3:50
JR志賀駅 8:55/9:30 休憩時間 1:55
ロープウェイ山麓駅 9:35/9:45
同山頂駅 9:50/10:00 GPS Geographica
シル谷 10:15 測定点数 0:00
白滝山入口 10:20 歩行距離 6.63km
鉄塔 10:30/10:35 累積登高 616m
渡渉 10:45 累積下降 616m
鉄塔ここで左に直角に曲がる 10:50/11:00
鉄塔(No11) 11:30/11:45
長池 12:35
鉄塔
音羽池 12:50
白滝山山頂 13:05:/14:15
白滝谷方面分岐 14:25
白滝谷 14:40
左岸から右岸へ渡渉 橋落下 15:05
白滝山入口 15:20
シル谷 15:25
ロープウェイ山頂駅 15:45/16:15
同山麓駅 16:20/16:45
JR志賀駅 17:09
JR堅田駅 17:20/17:38
JR大阪駅 18:28

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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